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黒いネコが描く、温かい小説の世界。φ(^∇^ ) 黒いネコのオリジナル小説が読めるのはここだけ。d(^-^) ぽかぽかと心が温まるような癒し系の小説をメインに、恋愛小説や、鹿児島をテーマにした短編。 WEB作家さんの為の検索エンジンや小説リングの紹介や、小説公募情報も載せてあるよヾ(>▽<)ゞ ♪ ゆっくりと楽しんでいってね。♪ (#^ー°)v 小説ブログ → 小説を書くのだっ! 小説と心と僕の闇 |
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☆″作品集(くろねこStoryのリスト一覧)☆″ | ||||||||
短 編 | ||||||||
『時を埋める筆』 | <短編小説・ショートショート> | <父親・後悔・思い出> |
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仕事を終え、独りになってようやく決心がついた。亡くてしまった一番大切なものを、もう一度心に刻む為に……。 | ||||||||
『思い出は空へ』 | <短編小説・ショートショート> | <青年・故郷・生きる> |
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懐かしき故郷に別れを告げて、青年は空へ舞う。自分が生きた証は、故郷に残して・・・。 | ||||||||
『青空、車椅子・・・そして最高のバースデイ』 |<短編小説・ショートショート>|<老人・心の傷・やすらぎ・夫婦> |
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自らの死を目前にして、老人は何を思うのか‥。背中越しに語りかける妻の声が、老人の心に優しく響く‥。 | ||||||||
『手紙』 | <短編小説・ショートショート> | <勇気・希望・チャレンジ・強い心> |
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僕の自由を奪ってしまったのは、不自由な体じゃなくて僕の弱い心・・そう君が気付かせてくれたんだ。 | ||||||||
『それぞれの道、思い出の道』 | <短編小説・ショートショート> | <恋愛・結婚・思い出> |
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新たな旅立ちの時、希望を胸に抱きながらも、昔の思い出に心動かされることもある。 | ||||||||
『さよなら・・』 | <短編小説・ショートショート> | <別れ・家族愛・娘・父親> |
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父親の死を娘はしっかりと受け止める。 涙をこらえる娘の気持ちに応えるかのように、太陽は暖かな光をくれた。 |
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中 編 ・ 長 編 | ||||||||
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『僕の言葉で君が翼を取戻せるなら』 ※ 改稿のため小説の公開を一時停止します。 |
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PCの電源を入れさえすれば、WEB上にはたくさんの出会いが待っている。 でも、そこに本当の出会いはあるのだろうか? メル友? 彼女? 不確かな情報が飛び交う世界で、僕は彼女を見つけた。 そう、愛しい君を見つけたんだ‥。 |
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長編はPDFファイルになっています。 |
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時を埋める筆 | |||||||
「さて、そろそろ行こうか」 老人はそう呟いて立ち上がった。その弱った体には似つかわしくないほどに感じる大きなキャンパスを目の前に立て、筆を持って立ち上がる。 「ここで最後だ」 ふぅ〜っ…という大きな呼吸と共に、筆を目の前に立てその景色を睨んだ。 ここは小さな湖のほとり。老人には思い出深い場所である。 忘れることなど出来ない大切な思い出の場所。 「ふ〜ん、絵を描いてるんだ」 そういう可愛い声が背中の方から聞こえてきた。ゆっくりと振り返るとそこには小さな男の子が立っている。言葉をかけたのはこの男の子。まだ小学校にも通っていないような小さな男の子。 「そう、おじいちゃんは絵を描いてるんだよ」 子供は背伸びをしてキャンパスを覗き込む…。その仕草が可愛くて、老人は自分の体をキャンパスから離し、男の子に良く見せた。 「おじいちゃん、上手だね」 「ありがとう」 老人のシワだらけの顔は、更にクシャクシャになるほどに微笑んでいる。 男の子はそれ以上話すこともなく、老人の後ろにちょこんと腰を下ろし、老人の筆の動きを見つめ始めた。老人もまた何も言わず、筆をキャンパスに向ける。 老人はこの十年間ずっと絵を描き続けていた。三十五年間勤め上げた会社を退職してから、ずっと絵を描き続けていた。 最初に描いたのは病院。古ぼけた小さな病院で、今では使われる事も無くなったガランとした建物。 そこは老人が最初に出会った場所だった。知らせを聞いて飛んで駆けつけると、妻が小さい命を抱いて横になっていた。それが初めての出会い。 次は小学校を描いた。もうすでに古い校舎は取り壊され、今は綺麗な姿へその風貌を変えてしまってはいたが、風景と睨み合いしながら老人はひとつひとつ丁寧に描いた。 海も描いた。海が大好きだと言っていたことを思い出したから。海水浴なんて一度も連れて行ったことはない。いつも仕事仕事で遊んであげることなどなかった。その証拠に絵日記には妻の姿ばかりで、老人の絵はどこにもなかったのだから……。 十年間で書き上げた絵は百枚近くにもなっている。ほとんど毎日描き続けて、そういう数になった。 老人はずっと後悔していた……。その後悔を晴らす為に必死で絵を描いていた。 「おじいちゃん、どうして絵を描いてるの?」 不意に男の子が問い掛ける。 「おじいちゃんはね、おじいちゃんの子供の気持ちをこうやって聞いているんだよ」 「ふ〜ん…」 その答えが分かったのかわからないのか、男の子は再び口をつぐんだ。 二十五年前、事故で息子を失った。失って初めて、今まで自分のしてきたことを悔やんだ。 自分は何もしていない…… なにも伝えられていない…… 仕事ばかりで、息子を正面から見ることさえもしていなかった。それから二十五年という長い月日をずっと悔やみ続けてきた。 そして定年退職という言葉と共に仕事も終わりを告げ、完全に逃げ場を失った時、ようやく正面から向き合う覚悟ができた。息子の歩いて来た道を、自分も追い駆けてみようと……。 そして息子の足跡の残った風景を、全て絵にしようと思った。 それまでは絵なんて描いた事は無い。もちろん絵筆を手にしたことさえ無い。だが息子の書いた絵日記を見る度に、そこに心があるような気がした。息子の心に触れたような気がしたのだ。 だから老人は絵に話し掛ける。話し掛けながらまた筆を加える。そうやって十年間絵を作ってきた。 「その子誰?」 男の子はまた問い掛けた。今、目の前の景色には湖が広がっているだけで、人影なんてどこにも無い。なのに老人の絵の中には男の子が一人描かれていた。 「これはおじいちゃんの子供だよ。本当はもっとずいぶん大きくなってたんだけどね」 そう老人は答えた。 「ふ〜ん…でも、どこにいるの?」 その質問に困ることもせず、老人は自分の上着の内ポケットを探って、四つに折りたたんである古ぼけた一枚の紙を取り出した。そして自信に満ち溢れた笑みで、男の子の前にその紙を広げて見せた。 「ほら、ここにいるんだよ」 その紙は一枚の絵日記だった。落書きのような絵ではあるが、ここの風景だとわかる。そしてそこには小さな子供と大人の男の人が書かれていた。 「これ、おじいちゃん?」 男の子は絵の中の男を指差してそう尋ねた。そしてその問いに老人は大きく頷く。 「そう、おじいちゃんだよ」 たった一枚。たった一枚だけ自分が描かれた絵日記があった。絵の下の僅かな二〜三行の日記にはこう書かれている。 『今日はお父さんがキャンプに連れて行ってくれました。魚は連れなかったけど、すごく楽しかったです。お父さんはバーベキューしてくれました。すごくおいしかったです。』 ここはたった一つの思い出の場所。息子と遊んだ思い出の場所。老人はこの一枚の絵日記に救われていた。これが息子と語れる唯一のものであったから……。 だから絵を描き始めた時に決めていた。最後の絵はここにしようと決めていた。 老人は涙がこぼれそうだった。こぼれないうちに、キャンパスへ向き直って筆を取った。 絵を描きながらずっと話していた。そして聞いてもいた。息子がどんな風に過ごしてきたのか、どういうことを考えていたのか。その全てが絵を通して伝わってくる。 だから休まず描き続けたのだ。愚かな自分のことを責め続けながら…。 だが、それもあと一筆…あと一筆で終わる。 年老いた体は外の風に長時間触れることを許さなくなっていた。今日が終われば明日からは病院のベッドの上。今日で終わりなのだ。今日で終わりにしなければいけない……。老人に明日は無いのだ。 ゆっくりと最後の筆を置いた。 「ありがとう」 そう男の子が言ったように聞こえた。しかし老人が振り返ったその場所には、もう男の子の姿はなかった。それを不思議がりもせず、老人はその場にゆっくりと腰を下ろす。 そして何も言わず、ずっとキャンパスに笑いかけていた。 何か楽しい会話でもしているかのように優しく微笑んでいた。 そしてその笑顔のまま老人は眠る。ずっと深い眠りに、笑ったままのその顔で……。 |
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ご感想はどうでしたか? ご意見をお待ちしてま〜す。♪ (*’▽’) |
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注)この物語はフィクションです。 なお著作権は、著者「白い犬と黒いネコ」にあります。 基本的には無断転載やプリントアウトしての配布等は禁じています。 ただし、著者が「白い犬と黒いネコ」であるということと、このホーム ページに公開されていることを明記(リンク)していただければ、転載 も許可します。 その際は掲示板やメールでご連絡ください。 ただし、著者が不適切な場所に転載されていると思えた場合には 転載許可の取り消しができるものとします。 よろしくお願いします。 |
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小説公募にチャレンジっ! |
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将来は作家に・・って黒いネコも思うんだけど、なかなかなれそうになかったりして。 (*^▽^*)ゞ でも簡単に諦めちゃいけないよね。 夢はでっかく、いかなくっちゃ!p(#^∇°)q チャレンジしなきゃ、作家への道なんて開けるわけないもんね。 ・・・っていうわけで、WEBで自分の小説を公開するだけじゃなくて、小説の公募情報も載せておくね。 私も小説公募に・・ってちょっとでも思った人は、是非チャレンジしてくださいまし。m(_"_)m |
小説公募集T(有名小説公募) 作家を目指すなら、この小説公募にチャレンジするのだぁー!ヾ(>▽<)ゞ ♪ 有名な小説公募・コンテストを集めたのだ。 入選するのは、はっきし言って難しい‥でも、ここで賞をもらえれば、その力量は作家として十分であると認められたようなもの。 賞金も高額なものが多いのだ。d(^-^) |
小説公募集U(共同出版社主催) 自分の腕に自信があるなら、ここが狙い目。 自費出版や共同出版を手掛けている出版社が行っている、小説公募・コンテストだぞ。 もちろん、入選すれば企画出版として本を出すことができるけど、もし入選を逃しても自費出版や共同出版として、本を出すことは可能なのだ。 イキナリ作家デビューなんてこともあったりして‥。 |
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小説公募集V(黒いネコオススメ) ここは黒いネコオススメの小説公募。 それぞれの出版社や発行してる本によって、自分が狙う小説公募・コンテストは変わってくると思うんだけど、黒いネコならここを狙っちゃうな‥って感じなのだ。 (*^▽^*)ゞ |
小説公募集W(ライトノベル) ライトノベル系の小説公募。 今の需要から考えると、ライトノベルが窓口が一番広いのかもしれない。α~ (ー.ー") ライバル作家も多いけれど、主催する出版社の数も多いので、意外と入選するチャンスは多いかも‥ 小説投稿を始めるなら、取り掛かりやすい分野だね。 |
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携帯小説投稿&作品募集 携帯ひとつであれば、それはもう立派な執筆環境になってしまうのだ。d(^-^) 携帯小説といえば、通常の小説とは違って、読みやすさや手軽さに加えて、身近ものを題材にしたものが多いよね。等身大って感じかな。 今まで小説の投稿歴のない人だって、携帯小説からなら応募しやすいかも。作品を募集しているサイトはここで確認なのだっ! |
WEB作家の為の小説サイト 最近は黒いネコみたいにホームページを作って、自分の作品をインターネットを通じてみんなに公開してる人もたくさん増えたのだ。d(^_^o) WEB公開が先で、その後に実際に本を出版してる人も珍しくなくなってるし・・・。 でもね、せっかく公開してもアクセス数の少ないページじゃ、あんまし読んでもらえなかったりして、けっこうさみしかったりする。(ノ_<。) そこでいろいろ為になる小説サイトを集めてみたのだ。 |
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注意事項!(必ず守ってね!)d(^_^o) ここに書いてある公募情報は、黒いネコが主催者のホームページから抜粋して載せているものなので、募集要項は必ず主催者のホームページで確認してくださいね。 確認せずに応募すると、不備があって受け付けてもらえないかもしれません。 せっかく書いた原稿だから、キチンと最後まで送り出してあげようね。 |
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メール欲しいな・・ | |||
e-mail highlightwind@yahoo.co.jp |
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